nkf(Network Kanji Filter)は、文字コードの変換を行うソフトウェア・APIです。文字コード操作において、Linuxではiconvコマンドが標準で導入されていますが、nkfも一方で使われているものなので、最新版の導入方法をここにメモしておきます。

Linuxに文字コード変換コマンドnkf(Network Kanji Filter)をインストールする

nkf(Network Kanji Filter) は、文字コードの変換を行うソフトウェア・ API です。
相互変換に対応している文字コードは以下になります。
<ul>
<li>ISO-2022-JP（JIS コード）</li>
<li>cp932（Shift-JIS）</li>
<li>EUC-JP（日本語 EUC）</li>
<li>UTF-8（Unicode）</li>
<li>UTF-16（Unicode）</li>
</ul>
文字コードの変換の他に、base64 へのエンコード・デコード、半角・全角への変換も可能です。
nkf自体とても古いものになりますが、メンテナンスプロジェクトも存在しています。
文字コード操作において、Linux では iconv コマンドが標準で導入されていますが、nkf も一方で使われているものなので、最新版の導入方法をここにメモしておきます。
<h2 id="nkf-インストール">nkf インストール</h2>
まずはメンテナンスプロジェクトのページへ行き、最新版を確認します。 
<a href="https://ja.osdn.net/projects/nkf/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://ja.osdn.net/projects/nkf/</a>
最新版をダウンロードし、コンパイル・インストールを行います。
<pre><code class="hljs language-shell"># ダウンロード
wget 'https://ja.osdn.net/frs/redir.php?m=jaist&#x26;f=nkf%2F64158%2Fnkf-2.1.4.tar.gz' -O nkf-2.1.4.tar.gz

# 解凍
tar zxvf nkf-2.1.4.tar.gz

# 移動
cd nkf-2.1.4

# コンパイル
make

# インストール
make install
</code></pre>
処理が完了したら、インストールの確認を行います。
<pre><code class="hljs language-shell">[demo@localhost nkf-2.1.4]$ nkf --version
Network Kanji Filter Version 2.1.4 (2015-12-12) 
Copyright (C) 1987, FUJITSU LTD. (I.Ichikawa).
Copyright (C) 1996-2015, The nkf Project.
</code></pre>
これでインストールは完了です。
<h2 id="動作確認">動作確認</h2>
nkf コマンドを使って動作確認を行ってみます。今回はファイルではなく、文字列を Unicode のコードポイントに変換してみます。
<pre><code class="hljs language-shell">[demo@localhost ~]$ echo -en "渡" | nkf -W -w32B0 | xxd -ps -c4 | sed 's/^0*//'
6e21
</code></pre>
正常に動作する事を確認できました。

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