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AWS EC2インスタンスを作成する(AMI:Amazon Linux / Amazon EBSの設定など)

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  • 更新日
  • カテゴリ:AWS
  • タグ:AWS,EC2,Amazon Linux,AMI,Amazon EBS,SSH
AWS EC2インスタンスを作成する(AMI:Amazon Linux / Amazon EBSの設定など)

AWS EC2 のインスタンスを作成します。無料利用枠内での利用想定でインスタンスの作成を行っていきます。
作業時間ですが、初期設定、前段設定を終えていれば、本手順通りに行うとおそらく2,3分程度で完了すると思います。
(操作は管理用 IAM ユーザー、リージョンは東京で行います。)

Contents

  1. Amazon EC2 インスタンスの作成
    1. ステップ 1: Amazon マシンイメージ (AMI)
    2. ステップ 2: インスタンスタイプの選択
    3. ステップ 3: インスタンスの詳細の設定
    4. ステップ 4: ストレージの追加
    5. ステップ 5: タグの追加
    6. ステップ 6: セキュリティグループの設定
    7. ステップ 7: インスタンス作成の確認
    8. キーペアの作成
  2. インスタンス作成完了
  3. SSH で接続してみる
    1. ログインに必要な情報をメモする
    2. ターミナルから SSH 接続を行う

Amazon EC2 インスタンスの作成

EC2 サービスページへ移動したら、「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。

ステップ 1: Amazon マシンイメージ (AMI)

まずは、マシンイメージ (AMI) を決めます。無料利用枠で使うので、「無料利用枠の対象」というアイコンが付いているものを選びましょう。今回はスタンダードに
「Amazon Linux AMI / SSD Volume Type 」 を選択します。

ステップ 2: インスタンスタイプの選択

続いて、インスタンスタイプを選択します。
無料利用枠の対象である「t2.micro 」を選択し、「次の手順:インスタンスの詳細の設定」をクリックします。

ステップ 3: インスタンスの詳細の設定

続いて、インスタンスの詳細の設定を行います。
いくつか項目があるので、以下の通りに入力・選択を行います。

インスタンス数「1 」を入力します。購入のオプションチェックなし。ネットワーク今回用に作成したVPCを選択まだ VPC を作成していない場合は、「新しい VPC の作成」をクリックして作成してください。(作成手順はEC2 インスタンスを起動する為の前段設定から確認できます。) サブネット作成したパブリックサブネットを選択まだサブネットを作成していない場合は、「新しい サブネット の作成」をクリックして作成してください。(作成手順はEC2 インスタンスを起動する為の前段設定から確認できます。) 自動割り当てパブリック IP 「サブネット設定を使用(有効)」を選択 IAM ロール作成した EC2 用の IAM ロールを選択まだ EC2 用の IAM ロールを作成していない場合は、「新しい IAM ロール の作成」をクリックして作成してください。(作成手順はAWS EC2 インスタンス用の IAM ロールを作成するから確認できます。) 設定は必須ではないので「なし」でも動きますシャットダウン動作「停止」を選択削除保護の有効化チェックするモニタリングチェックしない(チェック入れると無料利用枠から外れます)テナンシー「共有」を選択(専用にすると無料利用枠から外れます)ユーザーデータとくに触らず、そのままで OK 入力が終わったら、「次の手順:ストレージの追加」をクリックします。

ステップ 4: ストレージの追加

次に、ストレージについての設定を行います。

ここで入力するのは、「サイズ」と「ボリュームタイプ」になります。
基本的にはデフォルトの入力値のまま(サイズ 8G/ボリュームタイプ汎用 SSD(GP2))で次へ進んでしまって良いのですが、1点だけ、注意しなければいけない事があります。
それは、もしここで作成したインスタンスをずっと使っていこうと考えている場合、無料期間終了後は、ここのストレージは有料になるので必ず課金されるという事です。

ここで言っている「ストレージ」とは、つまり
Amazon EBS(Amazon Elastic Block Storage)
の事ですが、無料利用枠では 30GB まで使えます。つまり、もしここで 30GB として無料期間が終了した場合は、その分がそのまま課金される。という事になります。

下記に Amazon EBS についてまとめておきましたので、参考にしてください。

Amazon EBS(Amazon Elastic Block Storage)

無料枠(2017-10 時点)
  • 30 GB の Amazon EBS: 汎用 (SSD) ストレージまたは磁気ストレージの任意の組み合わせ
  • 200 万 I/O (磁気 EBS の場合)
  • 1 GB のスナップショットストレージ
料金[Amazon EBS 汎用 SSD (gp2) ボリューム](2017-10 時点)
  • 0.12 ドル : 1 か月にプロビジョニングされたストレージ 1 GB あたり

つまり、デフォルト8Gに設定して、無料期間終了後から
$0.12 × 8GB = 0.96 ドル/月
1 ドル = 110 とすると、106 円(+為替変換手数料)
MAX30Gの場合
0.12 × 30GB = 3.60 ドル/月
1 ドル = 110 とすると、396 円(+為替変換手数料)
課金される事になります。

と言っても大した金額にはならないのですが、一応、これらを確認した上でサイズを決めてもらって、良ければ「次の手順:タグの追加」ボタンをクリックします。

ステップ 5: タグの追加

ここではタグの設定を行います。
分かりやすくこの EC2 インスタンスに名前を付けておきましょう。程度なので、サクッと済ませます。
キー:バリューの関係で付けていきます。(つけなくてもいけます)

タグ付けが終わったら「次の手順:セキュリティグループの設定」ボタンをクリックします。

ステップ 6: セキュリティグループの設定

ここではセキュリティグループの設定を行います。
新規にセキュリティグループを作成する場合は「セキュリティグループ名」「説明」を入力した後、「ルールの追加」ボタンをクリックし、以下の3点を追加します。

タイプ: SSH ソース:カスタム・もしくはマイ IP ソース入力:任意の固定 IP タイプ: HTTP カスタムソース入力: 0.0.0.0/0 タイプ: HTTPS カスタムソース入力: 0.0.0.0/0

入力が終わったら「確認と作成」ボタンをクリックします。

ステップ 7: インスタンス作成の確認

インスタンス作成前に確認を行います。
表示されている詳細に目を通し、問題なければ「作成」ボタンをクリックします。

キーペアの作成

インスタンス作成を実行する前に、キーペアを作成するか決めます。
SSH 接続を行う場合は必ずキーペアを作成し、ダウンロードしましょう。
「新しいキーペアの作成」を選択し、任意のキーペア名を入力したら、「ダウンロード」ボタンをクリックします。

ダウンロードが完了すると、「インスタンスの作成」ボタンがアクティブになりますので、クリックします。

インスタンス作成完了

インスタンスの作成処理が完了したら、一覧を確認してみましょう。

正常に EC2 インスタンスの起動が完了しました。

SSH で接続してみる

最後に、ダウンロードした秘密鍵を使って SSH 接続を行ってみましょう。

ログインに必要な情報をメモする

まずは、SSH 接続に必要な情報を取得します。
インスタンス一覧画面から、立ち上げたインスタンスを選択し、下部に表示される情報を確認します。

この「パブリック DNS 」の部分がホスト名になりますので、ここをメモします。

次に、ユーザ名ですが、AMI を「Amazon Linux 」で作成した場合は 「ec2-user 」
がユーザ名になります。

ターミナルから SSH 接続を行う

必要な情報が揃ったので、実際にターミナルから EC2 へ接続してみましょう。
ターミナルを立ち上げ、ホスト名・ユーザ名を入力し、秘密鍵をセットして接続してみてください。
接続例として、以下は Poderosa の画面です。

無事に接続できました。

まとめ

初期設定と前段設定、そして EC2 用の IAM設定までを予め行っておくと、 インスタンスの立ち上げ作業はは2,3分で完了します。

EC2 インスタンスは無事に起動しましたので、ここから WEB サーバを構築していってください。

Author

rito

  • Backend Engineer
  • Tokyo, Japan
  • PHP 5 技術者認定上級試験 認定者
  • 統計検定 3 級