AWS RDSでMySQL DBインスタンスを作成する(セキュリティグループ、サブネットグループ、パラメータグループの作成なども)
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Amazon RDSにてMySQLのインスタンスを作成します。 Amazon RDSにてMySQLのインスタンスを作成します。 また、そのための準備として、セキュリティグループ・サブネットグループ・パラメータグループの作成も行い、 運用可能なデータベースを作成する一連の作業を行っていきます。
- アジェンダ
RDSインスタンス作成前の準備
RDSインスタンスを立ち上げる前に、必要な設定を行っておきます。
セキュリティグループの作成
RDSインスタンスに関連付けるセキュリティグループを作成します。
EC2ダッシュボードへ移動します。
EC2ダッシュボードで移動したら、左のナビゲーションから「セキュリティグループ」をクリックします。
「セキュリティグループの作成」ボタンをクリックします。
セキュリティグループの作成フォームが表示されるので、以下の手順に沿って入力します。
- セキュリティグループ名
- 任意の名前を入力します。
- 説明
- 任意の名前を入力します。
- VPC
- VPCを選択します。
「インバウンド」タブをクリックし、「ルールの追加」ボタンをクリックすると、フォームが追加されるので、以下を入力
- タイプ
- 「MySQL/Aurora」を選択
- ポート範囲
- 「3306」を入力
- ソース
- 「カスタム」を選択し、DBに接続させたいEC2に関連付けているセキュリティグループのグループIDを入力します。
入力が完了したら「作成」ボタンをクリックします。
これでセキュリティグループの作成は完了です。
サブネットグループの作成
次に、サブネットグループを作成していきます。
RDSダッシュボードへ移動します。左上の「サービス」をクリックし、サービス一覧から「RDS」をクリックします。
RDSダッシュボードへ移動したら、左のナビゲーションから「サブネットグループ」をクリックします。
そして、「DBサブネットグループの作成」ボタンをクリックします。
DB サブネットグループの作成フォームが表示されますので、以下の手順で入力します。
- 名前
- 任意の名前を入力します。
- 説明
- 任意の説明を入力します。
- アベイラビリティーゾーン
- VPCに関連しているサブネットを2つ以上追加しますが、例えば東京リージョンなら 「ap-northeast-1a」「ap-northeast-1c」両方とも入っていなければなりません。
入力が完了したら「作成」ボタンをクリックします。
サブネットグループの作成が完了です。
パラメータグループの作成
RDSインスタンス起動前準備最後はパラメータグループの作成です。 RDSダッシュボードから、左側ナビゲーション「パラメータグループ」をクリックします。
「パラメータグループの作成」ボタンをクリックします。
パラメータグループの作成フォームが表示されたら、以下を入力していきます。
- パラメータグループファミリー
- 「mysql5.x」を選択。(バージョンは任意)
- グループ名
- 任意のグループ名を入力します。
- 説明
- 任意の説明を入力します。
入力したら、「作成」ボタンをクリックします。
パラメータグループの作成はこれで完了です。
RDSインスタンスの作成
事前の準備設定も終わり、いよいよRDSインスタンスを起動させます。
RDSダッシュボードにアクセスするとRDSの作成が初めての場合は
「Amazon Relational Database Service」
というタイトルで以下のような表示があると思いますので、「今すぐ始める」ボタンをクリックします。
ステップ 1:エンジンの選択
DBエンジンを選択します。上から2つめの「MySQL」の絵をクリックし、「MySQL Community Edition」を選択します。
ステップ 2:本番稼働用?
「本番稼動用」か「開発/テスト」かを選択します。
無料利用枠内で使用したい場合は「開発/テスト」を選択します。
ステップ 3:DB 詳細の指定
ここでRDSインスタンスについて設定を行います。以下の通りに入力していきます。
(無料利用枠内で設定します)
- ラインセンスモデル
- General Public License
- DB エンジンのバージョン
- MySQL 5.7.17(バージョンは任意)
- DB インスタンスのクラス
- t2.micro
- マルチ AZ 配置
- いいえ
- ストレージタイプ
- 汎用(SSD)
- ストレージ割り当て
- 1~20GBの範囲で設定
- DB インスタンス識別子
- 任意の名前を入力します。
- マスターユーザの名前
- DBにログインするためのユーザ名
- マスターパスワード
- パスワードを決めて入力
- パスワードの確認
- 決めたパスワードを再度入力
入力が終わったら「次のステップ」をクリックします。
ステップ 4:[詳細設定] の設定
ここでも詳細についての設定を行います。以下の様に入力していきます。
ネットワーク & セキュリティ
- VPC
- RDSを設定したVPC
- サブネットグループ
- VPCを選択後、関連づいているサブネットグループがセットされます。
- パブリックアクセス可能
- 今回はEC2から接続するので「いいえ」を選択
- アベイラビリティーゾーン
- ap-northeast-1a
- VPC セキュリティグループ
- RDS用に作成したセキュリティグループ
データベースの設定
- データベースの名前
- 初期起動で作成するデータベース名
- データベースのポート
- 3306
- DB パラメータグループ
- 事前準備で作成したパラメータグループ
- オプショングループ
- デフォルト
- タグをスナップショットへコピー
- チェックなし
- IAM の DB 認証を有効にする
- 指定なし
- 暗号を有効化
- いいえ
バックアップ
- バックアップの保存期間
- 任意の日数を選択
- バックアップウィンドウ
- 指定なし
モニタリング
- 拡張モニタリングを有効にする
- いいえ
メンテナンス
- マイナーバージョン自動アップグレード
- はい
- メンテナスウィンドウ
- 指定なし
入力が終わったら「DBインスタンスの作成」ボタンをクリックします。
このボタンをクリックすると、インスタンスの作成が開始されます。
RDSインスタンスの起動完了
しばらく待つと、RDSインスタンスの作成が完了します。
完了したら、実際にEC2から接続してみましょう。
RDS一覧画面から、作成したRDSを選択すると、下に詳細情報が表示されますが、赤枠の「エンドポイント」の部分に表示されているのが、
作成されたRDSのホスト名になります。
ユーザ名とパスワードは、作成時に決めたものになりますので、この3つを使って実際にEC2経由で接続してみてください。
まとめ
以上でRDSインスタンスの作成と、そのための準備設定は完了になります。 RDSはEC2とは違い、インスタンスを一時停止にはできません。 インスタンスを停止させる際は完全に削除する必要がありますので、その点に注意してください。