AWS EC2に固定IP(Elastic IP)を割り当て、お名前.comからDNSレコード設定を行う
- 公開:
- 更新:
- カテゴリ: AWS
- タグ: AWS,EC2,Elastic IP,DNS
EC2に独自ドメインを当てる時は、Elastic IPを設定する必要があります。今回はそのためのAWS側の設定と、
デモンストレーションとして、DNSレコード設定をお名前.comを使って設定を行っていきます。
尚、割り当てる対象となるEC2は、最低1機(起動済みで)用意しておいてください。
新しいアドレス(Elastic IP)の割り当て
その前に、ここでいう「割り当て」とは「発行する」という意味になります。 少々言葉がややこしいですが、まずはここで新しい固定IPを発行するという作業になります。
ではまず、EC2ダッシュボードの左側メニューから、Elastic IPをクリックします。
「新しいアドレスの割り当て」をクリックします。
固定IPを割り当てる前に一点だけ注意です。
Elastic IPから固定IPを発行すると、例え無料枠期間内であったとしても、EC2に紐づけなければ問答無用で課金対象となります。
ですので、固定IPを発行したら手早くEC2に紐づけてください。
という事で、「割り当て」ボタンをクリックします。
これで固定IPの割り当て(発行)が完了しました。
発行した固定IP(Elastic IP)をEC2インスタンスに関連付ける
次に、発行した固定IPをEC2インスタンスへ関連付けます。
ここで関連付ける事によって、指定のEC2インスタンスに固定IPが割り当てられます。
取得したElastic IPを選択した状態で、「アクション」ボタンから、「アドレスの関連付け」をクリックします。
アドレスの関連付け画面に遷移したら、「インスタンス」を選択します。
すると、現在稼働しているインスタンスがセレクトボックスにインサートされるので、
関連付けるインスタンスを選択します。
すると、プライベートIPアドレスも自動でセレクトボックスにインサートされるので選択してください。
すべての選択が完了したら、「関連付け」ボタンをクリックします。
これで、EC2インスタンスに固定IPが関連付けられました。
ここでまずは、SSHで接続できるかを確認してみてください。
関連付けられたIPは、EC2ダッシュボードから確認できます。(Elastic IPの部分)
ちなみに、今まで割り当てられていたパブリックのアドレスは解除されています。
お名前.comの管理画面から、Elastic IPを設定する
AWS側の操作は完了しましたので、ここからはお名前.com側の操作になります。
まずはドメインNaviへアクセスし、ログインしてください。
「ドメイン設定」タブをクリックし、「DNS関連機能の設定」をクリックします。
「内部ドメイン一覧」より、設定するドメインを選択し、「次へ進む」ボタンをクリックします。
「DNS関連機能設定-機能一覧」に遷移したら下にスクロールしていくと、 「DNSレコード設定を利用する」がありますので、「設定する」ボタンをクリックします。
設定画面と入力フォームが出てきますので、Elastic IPを入力し、「追加」ボタンをクリックすると追加できますので、
設定したい分(例えば、wwwあり/なしの2つとか)だけここで追加します。
全て追加したら、ページ最下部に「確認画面へ進む」ボタンがありますので、クリックします。
DNSレコード設定の確認画面に遷移しますので、OKであれば「設定する」ボタンをクリックします。
完了画面が表示されたら、DNSレコード設定は完了です。
まとめ
以上で作業は完了となります。
設定の反映まで時間がかかる場合がありますので、気長に待ちましょう。
(ちなみに今回のデモでは5~10分程度で反映されました)
DNSレコード設定に関しては、今回はデモンストレーションとしてお名前.comを使いましたが、
Elastic IPの取得に関してはどのレジストラでも共通ですので、他のレジストラでも試してみてください。